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執筆者の写真BreathePlease Kyoto

ため息って本当に悪者??

更新日:2022年5月25日

        


 みなさんこんにちは。『呼吸専門サロン ぶりーずぷりーず』の呼吸コーディネーター・太尊(タイソン)です。


今日は『ため息』についてお話していきたいと思います。


 みなさんは『ため息』についてどんなイメージをお持ちですか?


「ため息をつくと幸せが逃げる」とよく言われるように、あまり良いイメージは持っていないのではないかと思います。確かに周りを見渡すと、いつもため息ばかりついている人はそこまで幸せなイメージもないかもしれません(笑)


 ため息で本当に幸せが逃げるかどうかはさておき、みなさんどんな時にため息をついていますか?多くの人は仕事や人間関係で失敗した時、どっぷり疲れた時、非常に頭の痛い悩みがあるときなどではないでしょうか?おそらく、こういったシュチュエーションでため息をつくことが多いため自然とマイナスなイメージになっているのではないかと思います。

 

そこで今回はため息を何故つくのか、本当にため息は悪者なのかを僕たちが得意な呼吸と自律神経の観点から専門的に考えていきたいと思います。


ため息をつくシュチュエーションとして上記のようなタイミングを挙げましたが、これらはいずれも身体にストレスが過度にかかった状態であることを示します。そのため、ため息はある意味、身体が疲れているぞー!というサインとも考えることができます。



 次にため息って「はあ〜〜〜っ。」って感じで普段の呼吸に比べると少し長めに息を吐いてないですか?これもポイントで、息を長く吐くと自律神経が整うことがわかっています。


細かく言うと、ストレスによって昂った交感神経は息を長く吐くことで、副交感神経優位に変えることができるのです。交感神経は太古の昔、血圧や脈拍を上げ外敵と戦うために備わった神経です。そのスイッチが常にONのままだと身体が緊張しっぱなしでパンクしてしまいますよね。副交感神経を優位にして身体を守っていると考えるとため息って逆に良いものではないかとも思います。


 

 ため息は悪者ではなく、むしろ身体にとって大切な役割をしていることがお分かりいただけたでしょうか?「じゃあため息どんどんつこう!」と思うかもしれませんが、そうは問屋が卸しません。そもそもそんなに頻繁にため息をつく環境がそんなにあなたにとって良くない可能性が高いからです。ため息はストレスのサインであると同時にストレス源を見つける手段の一つとして活用してみるのもアリですね。



職場・仕事内容・人間関係、ため息ばかりついている自覚がある方は色々と見直してみて下さい。そして日頃からストレスを溜めすぎないように、気づいた時にでも良いので長くゆっくり息を吐くことを試してみて下さい。少し身体が楽になるかもです。



以上、呼吸コーディネーターの太尊でした!



「呼吸専門サロン ぶりーずぷりーず」は特殊な呼吸法やメソッドに頼らず、人間本来あるべき「きほんの呼吸」を取り戻すことをコンセプトに呼吸動作改善に着目した呼吸専門サロンです。


アメリカや日本のトップレベルのアスリートに用いられている呼吸コンディショニングをベースに、呼吸動作や呼吸が全身や自律神経にもたらす影響を学んだ専門呼吸コーディネーターが呼吸ケア・呼吸レッスンを行います。


「呼吸が浅い」「気がつけば息を止めている」といった方や、腰痛、肩こり、首痛、または不眠、中途覚醒、いびきなどの睡眠の悩みがある方は呼吸の動きを取り戻すことが先決かもしれません。ぜひご相談ください。


詳細・ご予約はこちらのウェブサイトから!


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